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2012年7月

2012年7月22日 (日)

誰のために働く人ですか?

昨年10月に滋賀県大津市で起こった中学二年生の「いじめ自殺」事件。

学校側の対応をめぐり、日本中から批判が殺到して大混乱を招いています。インターネットでは怪情報までいろいろ出回るなど、関係者の周辺は百鬼夜行の状態。

問題の本質は、どこにあったのでしょうか。

「誰のために働く人ですか?」

担任教師や上司・先輩教師は、自分の胸に手を当てて、こう考えてみなかったでしょうか。

私(筆者)は介護業界に生きる人間です。従って、私たちが誰よりも尊重しなければならないのは、介護サービスを利用する利用者です。「利用者のために働く」。そして、その働きの対価を得て、自分たちの生業としていく。プロフェッショナルとして取るべき姿勢です。「自分自身(と家族)のために」という要素は、「利用者のために働く」ことによって、結果として自然についてくるものです。本末転倒してはいけません。

同様なことは、教育業界でも、他の業界でも、共通して言えるでしょう。商品やシステムを利用する人たちがいるからこそ、自分たちの仕事が成り立っている。

大津の事件で、担当教師や上司・先輩の教師たちには、この認識があったのでしょうか。組織の論理や、町内名士の力関係や、他の夾雑物に目を覆われて、自分が「生徒のために働く」人であることを忘れ、保身に走ってはいなかったでしょうか。

私たちはこの事件を教訓として、再度自分の心に、「誰のために働く人ですか?」と問いかけてみましょう。

2012年7月14日 (土)

ケアマネ受験対策講座

先日、当県のケアマネ協会が開講する、ケアマネ試験(=介護支援専門員実務研修受講試験)対策講座の打ち合わせを行いました。

最近の傾向として、医療系の問題がかなり「微に入り細をうがった」マニアックなものになっています。医療系職種でも間違えそうな設問もいくつか含まれています。基本テキストに掲載されていない内容も増えつつあります。私たちが受験したころ(1998年)には、テキストさえ読み込んでおけば、受験対策は上々だったのですが‥‥。

平成24年度介護報酬改定の中にも、厚生労働省が医療優越のプロトタイプにより政策を具現化するための、在宅医療重視シフトの考え方が看取されます。

反面、特養や通所介護など、福祉系サービスに対して不当な抑制があり、おとしめられたという印象を強く感じます。もちろん、嘆いていてもしかたがありません。次の3年でどれだけ福祉系介護職員が、これまでの仕事の成果を主張できるかが、勝負どころでしょう。

職種同士の足の引っ張り合いにならないよう、目の前の利用者のためにどのように協働・連携していくかを模索しながら、現場の仕事にいそしんでいきたいものです。

2012年7月 6日 (金)

感銘した本、自分の学びになった本

私は仕事、趣味、息抜きなどを合わせると、年間50冊程度の書籍を読んでいます。

最近読んで感銘した本、学びになった本、面白かった本など、4冊を掲げてみました。ご参考までに。

◆『人を語らずして介護を語るな』2 菊地雅洋 ヒューマン・ヘルスケア・システム - 介護業界の超人気ブログ「masaの介護福祉情報裏板」の書籍化本で、氏の前著「白本」に続く第2弾の、通称「黒本」と呼ばれるものです。氏には一昨年秋と今年3月と、二回お目にかかっていますが、実に温厚・堅実なお人柄で、業界の指導者として余りある品格を備えておられます。この本は介護業界の常識を問い直す、人間愛にあふれた名著です。前著と合わせ二冊とも、私たちが忘れていたことに気づき、職業人として振り返りをしていくためには、ぜひお勧めしたい書です。

◆『昭和脳上司がゆとり世代部下を働かせる方法77』 大堀ユリエ 光文社 - 25歳の居酒屋経営者が書き下ろした本。著者自身も「ゆとり教育」を体験した立場で、数年若い「完全ゆとり世代」の女性店員たちに、上司としてどう接していくのかという社員教育論を述べたものですが、表現はソフトでも、判断根拠と経験知に基づいて実に緻密な理論を展開しているのには瞠目させられます。どの業界でも大いに参考になる一冊でしょう。

◆『逆説の日本史』18-幕末年代史編Ⅰ 井沢元彦 小学館 - 著者の好評『逆説』シリーズの最新刊。米国との開国交渉に端を発した江戸幕府の迷走ぶりを解説しながら、なぜこのような事態を招いたのかという原因を冷徹に分析しています。著者はそれに基づいて、現代日本の外交・国防が抱える課題に対しても警鐘をならしており、政治的立場にかかわらず、国民の将来を真に憂える人たちには必読の一冊です。

◆『置かれた場所で咲きなさい』 渡辺和子 幻冬舎 - カトリックの修道女である著者による、85年の人生の集大成。言葉による説明は不要でしょう。とにかく手元に置いてじっくりと味わいたい、至高の名著です。

皆さんがお読みになった書籍にも、お勧めのものがあれば、ぜひご教示ください。

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