ケアマネ受験対策講座
先日、当県のケアマネ協会が開講する、ケアマネ試験(=介護支援専門員実務研修受講試験)対策講座の打ち合わせを行いました。
最近の傾向として、医療系の問題がかなり「微に入り細をうがった」マニアックなものになっています。医療系職種でも間違えそうな設問もいくつか含まれています。基本テキストに掲載されていない内容も増えつつあります。私たちが受験したころ(1998年)には、テキストさえ読み込んでおけば、受験対策は上々だったのですが‥‥。
平成24年度介護報酬改定の中にも、厚生労働省が医療優越のプロトタイプにより政策を具現化するための、在宅医療重視シフトの考え方が看取されます。
反面、特養や通所介護など、福祉系サービスに対して不当な抑制があり、おとしめられたという印象を強く感じます。もちろん、嘆いていてもしかたがありません。次の3年でどれだけ福祉系介護職員が、これまでの仕事の成果を主張できるかが、勝負どころでしょう。
職種同士の足の引っ張り合いにならないよう、目の前の利用者のためにどのように協働・連携していくかを模索しながら、現場の仕事にいそしんでいきたいものです。
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ブログ開設おめでとうございます。粟倉さんの広い知識に触れる機会が増えることは大変ありがたいことです。学ばしていただきます。
投稿: masa | 2012年7月16日 (月) 05時26分
masaさん、
コメントありがとうございました。
学ぶなんてとんでもないです。masaさんのブログとは比較になりませんので・・・。
ただ、自分も業界の現状についての危機意識は強く持っています。
私たち自身の老後のためにも、微力ながら個人として、また所属団体を通して、できることをしていきたいと思います。
これからも引き続き、ご指導ください。
投稿: じょあん | 2012年7月16日 (月) 14時49分