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2013年1月25日 (金)

ワーグナー楽劇の面白さ(1)

今年はワーグナー(Richard Wagner/1813-83)生誕200周年です。私は高校生時代からワーグナーが大好きで、国内限定ですが、ときどき劇場へも足を運んでいます。

ところで、ワーグナーの主要作品の題材には、おもしろい構造が見られるのです。それは、それぞれの楽劇(歌劇)の素材になっているドラマが、どれほどの長さの期間を扱っているかということなのです。

整理してみました。

・さまよえるオランダ人 3日間(幕開けから終結まで。以下同)

・タンホイザー 5月から秋までの約半年間

・ローエングリン 3日間

・トリスタンとイゾルデ 不明。状況から推定すると1~2か月程度か

・ニュルンベルクのマイスタージンガー 2日間

・ニーベルングの指環 天地生成から神々の滅亡までの長大な時間

・パルジファル 不明。推定困難だが、悠久の時間

これを見れば一目瞭然です。素材の時間的な長短の違いが極端なのです。

しかし、鑑賞している側には、あまりそういうことを感じさせません。どの作品も深遠な主題を取り扱い、壮大な音楽で聴衆を魅せてしまいます。そこがワーグナーの音楽構成の卓越したところなのでしょうね。

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