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2013年7月14日 (日)

23年の歴史に幕

去る6日の夜、ボランティア団体「外国人労働者と共に生きる会・浜松」、略称「へるすの会」が23年の役割を終え、静かに幕を閉じました。

私が入会したのは、1990年7月、会が正式に発足して間もない夏のこと。まだそのとき自分は29歳の「若かりしころ」でした。出入国管理法が改定され、超過滞在の外国人労働者に対する取り締まりが厳しくなった時代で、浜松にもブラジル人やペルー人、フィリピン人に加え、ネパール人やイラン人の超過滞在者が少なくありませんでした。彼らが同じく地域の産業に従事して働く仲間なのに、雇用の調節弁として扱われ、派遣業者や反社会的団体のもとで「食い物」にされていることへの憤りが、社会正義のためのボランティア活動へ転化し、私たちの連帯を強めていきました。

それから23年。この間1997年には、へるすの会の活動の内外で協働する人たちにより、浜松外国人医療援助会(MAF Hamamatsu)が生まれ、毎年外国人無料検診会を開催して、おもに保険未加入の外国人に対する健康管理をサポートしていくことになりました。

他方、へるすの会のほうも、引き続き活動を続けていましたが、浜松における外国人労働者数の減少、国籍や業種など労働環境の変化、コミュニティ自助組織の成立などにより、団体の存在意義が変動せざるを得ませんでした。他方、主要メンバーの高齢化により、活動規模の縮小を余儀なくされたことも現実です。結果として、2013年7月6日をもって解散することになりました。

今後は遠州労働者連帯ユニオンで労働相談を受け付けると同時に、その周辺にいる医師、弁護士、そして私のような社会福祉士も必要に応じて各種相談に対応し、生活課題を抱える外国人労働者を可能な範囲で支えていきたいと思います。

長い間、へるすの会を支援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

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