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2014年5月11日 (日)

13年目の転換期(2)

(前回から続く)

このように、FBを有効に活用すれば、業界の人間関係もずっと幅広い豊かなものになっていく。点と線とのつながりだったものが、いつか「面」になっていくのだ。

FBで「友達」になっている業界仲間の、ブログの発信のしかたもさまざまである。もちろん、読んで役に立つブログはいずれも、私のように月1~2回更新という代物ではない。

「あしたにつなぐ」はcolor_b_kさん(女性)のブログで、土日祝日に関係なく、ほぼ毎日更新されている。「アローチャート」の普及活動に精励しておられるケアマネジャーさんなので、それを主題にした記事が多い。おそらく公私にわたる日々の活動をダイアリーとして綴っておられるのだと思うが、ご多忙な中、これだけの頻繁な記事を連載されていることに感心する。決してメジャーとは言えない地味なブログなのだが、読んでみると少なからぬ気付きを得られる。

「masaの介護福祉情報裏版」は以前にも触れたが、上記とは対照的に、業界で一、二の読者数を誇り、大きな影響力を持つブログである。こちらも、平日はすべて、また土日祝日もトピックがあった日には更新されている。介護業界が抱えるさまざまな課題に、鋭利な筆致でバサッと斬り込んでいく。日々の業務に苦闘している業界仲間たちにとって、共感できる部分が非常に多い。

ところで、このように書いてきて感じたことがある。

昭和35年度(1960年4月~61年3月)に生まれた私は、介護保険制度元年(2000年4月~01年3月)の間に、まさに二号被保険者となった。制度が始動した年に、自分自身も「介護保険料」を徴収される立場になったのである。

だから、この制度を良いものにしていかなければ・・・という思いは強かった。恐らく、同学年の人たちはみな、個人差はあるものの、似たような思いを持ったのではないだろうか。

その年代の仲間たちが、いま「自分たち自身が良い介護を受けられる」社会をめざして、全国区で活動を続けている。誤解を恐れずに言えば、みな「戦闘モード」なのだ。政策や制度に押し流されるままに、目の前の仕事に追われてしまい、自分の立ち位置を見失うなどということは決してない。自分自身が変わり、そして周囲を変えていくために、日々汗を流して働いている。それは次の若い世代に受け継がれていくのだ。

この人たちががんばっている限り、日本の介護業界、さらに広く言えば、日本の保健・医療・福祉業界は、まだまだ大丈夫だと信じたい。そして、自分も日々の業務を着実に遂行しながら、全国の仲間たちと一緒に、業界の啓発に向け働いていくつもりである。それが、13年目の転換期を迎えて、これから自分が果たすべき役割であると考えている。

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