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2015年1月14日 (水)

不幸中の幸い

人間、平穏に暮らしていても何が起こるかわからない。

年末、仕事納めの12月27日18:30に事務所を閉めて、さあ帰ろうとしたときに、思わぬ落とし穴が待っていた。

駐車場の中を自分の車へ向かって、かさばる荷物を持ちながら歩いていたのだが、あいにく周囲の家々の明かりがみな消えていた真っ暗闇の中、位置を知っているはずの縁石(車止め)に左足を引っかけた。

「しまった!」と思ったときにはすでに遅く、次の瞬間に身体が宙に浮き、コンクリートの地面に頭から「突撃」する形になった。

前頭部を激しく打ったとき、一瞬「死ぬかな?」と思ったが、その直後、立ち上がって額に手を当て、血が流れて濡れるのを感じた。

意識が正常なのを自分で確認した後、大急ぎで車を運転して、ときどき流れる血をぬぐいながら、夜間救急へ向かったが、開始時刻は20:00からとのこと。心拍数がすごく速くなったため、もはや自分で通院するのは困難と断念し、救急車を呼んで近くの病院まで搬送してもらった。

頭部のCT、右手背部と左膝のレントゲン写真を撮ってもらい、幸いどこにも骨折は見られず、脳しんとうも嘔気も眩暈もなく、打撲と擦り傷だけで済んだ。その日は遅く帰宅し、翌日になって下顎部の骨が痛いのに気が付いて、当直だった整形外科に通院したが、こちらも骨折はなく擦り傷のみであった。このエントリーを書いている現在、下顎部は治癒、他もほとんど出血は無くなり、ときどき浸出液が出る程度まで回復している。

よく知っている通路なので油断したことがおもな原因。暗闇では安全な側から遠回りすべきであった。今後は十分注意したい。

しかし、この種の事故で、私は昔から不思議と大事に至ったことがないのだ。自転車走行中にハンドル操作を誤って背面から投げ出され、道路のコンクリートの縁石に脊椎を強打したのに、半身麻痺にならなかったこと。考えごとをしながら電車の閉まりかけたドアにはさまれ、左腕を強打しながら間をすり抜けた(駅員も事故に気が付かなかった)のに、打撲どころか痛みさえ全くなかったこと。また、これほどではないにせよ、他にも2~3回、相当な外力による負傷があったが、いずれも軽症で済んでいることなど、良い意味で意外な結果に終わったことが何度もあった。

内臓はときどき疾病にかかっているし、金運も無い(?)のだが、どうやら骨組みだけは頑丈にできているらしい。両親に感謝しなければならないだろう。

もちろん過信は禁物だが、こんな「不幸中の幸い」もあるんだなあ、と、年末年始にしみじみと感じた。

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コメント

ホントに不幸中の幸いですねぇ。大事に至らず本当によかったと思います!お互いに気をつけましょう!私など、主治医から転倒骨折の前科者~等と、言われてしまいましたから(冗談ですが(笑))

佐藤さん、ありがとうございます。
その意味では、お互い昨年は悪い意味の「当たり年」だったかも知れませんね。
今年は健康管理を旨にしながら、仕事や活動を実りあるものにしていきましょう!

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