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2016年12月23日 (金)

間違えてはならないこと

ネット社会になり、個人の動向がリアルタイムで報じられる世の中になったいま、私たちが間違えてはならないことがある。

もし、あなたが誰かのことを、クソ野郎-これは男性の場合であって、女性ならクソ女郎(めろう)になる-だと思っても、あなたはその人の人権を守らなければならない。

案外、この基本を忘れてしまっている人が多い。社会福祉や介護支援のプロフェッショナルであるケアマネジャーやソーシャルワーカーにも、そんな人が少なくない。

クソ野郎(クソ女郎)とは、たとえばこんな人たちのことだ。

・勝手な論理で人を殺傷したり、人の心を苦しめたりする人。

・本やブログや動画を売る目的で、特定の属性の人たち・組織・集団を攻撃する人。

・独り勝ちするために、仲間を踏み台にする人。

・何がしかの権力を背景にして、対抗勢力つぶしに手段を選ばない人。

・利益相反の立場にありながら恥じる色もなく、利権をあさる人。

・二重基準→自分(自派)には甘く、他人(反対派)には厳しい人。

このように凶悪な、あるいは卑劣な人々もすべて、人間である。人間である以上、人権は守られる。

もし、あなたが、「こんなクソ野郎(クソ女郎)の人権こそ守ってやる必要はない」と考えたら、あなた自身が「二重基準」のワナに陥ってしまっているのだ。

上記のような人たちが、あるいは法律で裁かれ、あるいは世論により非難される。それは当然のことであり、自ら招いた結果、(正しい意味での)自己責任であろう。

しかし、それはこの人たちの人権を否定することを許すものでは決してない。

くどいようだが、もう一度言う。

間違えてはならない。

(クリスマスを前にして)

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