ちょっと違う正月風景
この正月の風景は、私にとって、これまでとはかなり異なったものになった。
学生時代、年末年始には家に帰省していたことを考えると、生まれて初めて、一人で迎える正月になったわけである。
最大の変化と言えば、今年はついに「おせち」を食べなかったことであろう。
母が自分でおせちを準備できなくなってからは、昨年まで数年の間、地元惣菜店「知久屋」が出している良質のおせち(12,000円)を購入し、母と二人で楽しんでいた。しかし母が世を去ったいま、一人では費用がかかり過ぎるので、終了することに。
かと言って、自分でおせちを作る気もなく、結局、持ち帰り寿司「すし兵衛」の藤寿司(1,300円。画像)を予約注文。元日、浜松教会のミサに参列した後に店で受け取り、自宅へ持ち帰った。
これだけでは寂しいので、あらかじめ「丸一魚店」でカズノコ(画像)を購入。本来なら一箱単位、結構な値だったが、そこは30年以上買っているなじみの店、バラ売りにしてくれたので、9本(1,500円分)だけ購入した。黒豆や伊達巻などは市販の廉価のものにしたので、かなり節約できた計算だ。夕方には定番になった第一テレビの「笑点スペシャル」を視た後、夕食はあり合わせのものでテキトーに。
なお、朝は元日から餅を食べているが、これも今年からは、年末に搗いた米屋さんの餅ではなく、市販の切り餅に変更した。煮かたに気を付ければ、味に遜色はない。良い時代になったものだ。
2日の夕食。気分だけでもちょっと華やかにいこうと思い、タケノコ・ブロッコリー・卵をごま油で炒めて賞味。
3日の夕食。やはり三が日に海老は欠かせない。年末に買ってあったものを冷凍食品の枝豆と一緒に塩炒めにした(ちなみに、毎年10月には冷凍ものではなく、本場・丹波篠山の黒枝豆を購入して食している)。夜はこれも定番になった、NHKの「ニューイヤー・オペラコンサート」を視聴。
4~5日は営業日なので、すでに正月モードは終了。前月分の実績整理を中心とした仕事に埋もれる。夕食は加工品のありふれた食事で(笑)。
6日(日曜日)の夕食。冷凍庫にあった残り物の海老と、冷蔵庫にあった残り物の卵とネギを、そろそろ使ってしまおうかと思い、エビチリ&ふわ卵の一品にしてみた。
7日からは全く通常モードになっている。
2019年の正月はこんな感じだった。少しは「新春」を意識しながらも、自分にとって一番適したスタイルで日々を送ることができるのは、一人暮らしの特権かも知れない。
これからも、あまり「型」に捉われない日常を過ごすことになりそうだ(^^*
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