片付け下手の断捨離(6)-世界の歴史等の書籍いろいろ
(前回より続く)
私の興味・関心は日本史・中国史にとどまらない。少年時より、広く世界各地の歴史・文化・宗教について学びたく思い、半世紀の間、さまざまな概説書や史伝・史論、文学作品、さらに政治・経済関係などの書籍を買い集めてきた。
シリーズものであったり、ア‐ラ‐カルトであったり、古代から現代まで、アジア・アフリカ・欧米(ヨーロッパや北米)・中南米、そしてオセアニアまで含め、各地に関連する書物群が書庫を満たしている。自分が学生時代にカトリックへ入信したこともあり、比率ではヨーロッパのキリスト教圏関係の割合が多い。
ラテン語、アラビア語、サンスクリット語、あるいはユダヤ語などは、古典中国語(漢文)と違い、読解できないので、原典はさすがに置いていないが、古典(歴史・文学)の訳本はいろいろ入手して読む機会があり、書棚の一角を占めている状態だ。
書店で実際に手に取ってめくった上で、自分が「ぁ、これ手元に置いておきたい」と思ったら(お財布と相談しながら)買っていたので、古いものはすでに絶版になっている書籍もある。30代以降は近現代の政治史が増えてきたが、このところ、ネットでいろいろ調べられるようになってきたこともあり、新たな購入はまれになった。
とは言え、貯まっている書籍の整理をどうするかは、一つの大きな課題となる。
すぐに手離しても良いのは、時代遅れになっている書籍。ヨーロッパ中心史観を踏まえた史論とか、最新の研究がなされる前の年代前提に記載されている古代の概説書とか。それ以外は、それぞれの分野や主題に関する優れものが多いので、断捨離には悩むところだ。
ただ、いずれ何年か先には、事務所に置いてある介護・保健・医療・福祉関係の書籍を、自宅に移さなければならなくなるだろう。それに備えて、自宅に保存しておいても意味が薄いものから、順次お払い箱にしていこうと考えている。
さて、年末年始も間近なので、「断捨離」の話はいったん打ち止めにして、2月あたりから再開したい。
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