調理の楽しみ
普段の私の食生活は、大枠のパターンが決まっており、その上で数日先までの「献立」を決める。
朝食は冬期と春~夏~秋とで異なる。1~3月は餅食(ぞうに、またはぜんざい)+魚肉ソーセージ、4~12月は食パン+卵スープのことが多い。
昼食は営業日が調理パンや菓子パン、定休日は袋麺を使った家ラーメン(付け合わせはチャーシューとかサラダチキンとか)が定番である。
そして、夕食は仕事や家事が済んで寛ぎ、ディナーを楽しむ時間となる。一人暮らしだが、手間を掛けても美味しい料理を味わえるように工夫している。食器の洗い上げの時間を節約したい日もあるので、週の半分程度は冷凍食品やレトルトのカレー、市販のソースを用いたパスタなどにしているが、他の半分程度は自作の料理を作っている。火曜日と金曜日は、日曜日と水曜日(定休日)に炊いたご飯に火を通して食べる目的から、チャーハンのバリエにすることが多い。したがって、自作のメインディッシュを作るのは、上記の定休日を中心に週2~3回となる。
毎年、1~2月頃を中心に、ネットで参照しながら複数の新しいレシピに挑戦している。不慣れな一品だと買い置いた食材の保存方法を理解していないこともあり、食中毒を避ける意味でも、寒い時期を選ぶことが多い。
今年もこれまでに、三種類ほどの料理を初めて作ってみた。
まずは1月8日の一品。鶏もも肉のクリーム煮。
マッシュルームやグリーンピースは市販のパックもの。生クリームを使って好い具合に仕上がった。肉を炒めるときに油でなくバターを使うと「フリカッセ」になるようだが、そこまで手入れするかどうかはまた次回以降の宿題に。
次は1月17日。エビと白菜のうま塩煮。
実は、白菜をおもな具材に使うのは今回が初めてだ。エビは残り物を活用したので、やや数が少なくなったが、小さめのものでも5~6尾並ぶと、もう少し豪華に見えるかも知れない。元のレシピ通りにやってみたが、それでもかなりの減塩モードになった。血圧が気になる私にとっては好都合。
最後は昨日(2月22日)のディナー。サワラのバター醤油焼きと、アスパラの卵&チーズ焼き。
この二品はなかなか相性が良い。ただし、どちらも旬の時期は春なので、5月頃にまた、組み合わせて作ってみたいと思う。
もともと、私は調理がそれほど上手だったわけではない。長く家の台所を占領してきた母(2018年帰天)が80代になった辺りから、少しずつ作業が難しくなってきたのを見て、自分もときどきはお勝手をやらなければと、必要に応じて一つ、また一つとレパートリーを広げてきた。
いまは家族がいないので、自己満足に陥っている面はあるかも知れないが、でき上がった料理の良し悪しがわかる味覚は持っている。初挑戦でうまくいかなかった場合は、二回目以降で具材の扱い方や合わせ調味料の配合を改善するなど、自分なりに工夫を重ねている。それは他方で認知機能の低下予防にもつながっている。
食の楽しみは、潤いのある人生の大きな部分を占めているのだ。
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