グルメ・クッキング

2018年6月25日 (月)

人と会い、人と語り...(5)

前回より続く)

巡礼を終えて向かったのは博多(福岡市内)。小倉からは静岡-浜松ぐらいの距離がある。定刻の11時半には5分ぐらい遅れてしまった(電車の博多着が5分遅れたため)が、待ち合わせ場所の「博多だるま総本店」に無事到着。

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ここで、本ブログに何度も登場してくださったジョージさん(=稲岡錠二さん。京丹後市)たちと合流。地元業界の重鎮・飯山明美さんや、長崎県から来着した諫早ドラッカーズの会、森芳正(もりよし まさし)さんや平川真さんたちの、ケアマネジャーのみなさんと一緒に、本場の博多とんこつラーメンを味わう。

そして、ホテルニューオータニ博多内にあるカフェレストラン「グリーンハウス」に集合。この日の企画「聞きたかとばってん!アンタなんしょ~と」に、遠く浜松から参戦した次第である。

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これはジョージさんが発起人になったもので、中堅・若手のケアマネジャーや介護職員が語り合うための場を作ったものだ。地元博多の髙﨑(たかざき)慎介さんや大関純平さんをはじめ、太宰府市の廣田弘樹(ひろき)さん、久留米市の岡田ヒロ子さん、林田亜紀さんらが参加された。それぞれ自分が何者なのかをプレゼンしながら、仕事や活動の現況、今後の展望などを語り合った(飯山さんは所用のため中座された)。

業界では厳しい環境の中にあって、中堅や若手のメンバーはよりよい仕事をしていくため、職場の外へ出て仲間づくりをする機会を求めている。日本中でアクティヴな中堅の業界人たちにより、このような場を作る試みが意欲的に展開されているが、ジョージさんは前のご勤務先を退職された後、地域の人たちの生活を支える「ライフデザインクリエーター」の職能を立ち上げ、全国各地の仲間と交流しつつ、人と人との輪を広げていく活動を続けておられる。

イベントは13時半から16時半までの三時間だったが、あっという間に過ぎてしまった。名残り惜しかったがお開きとなる。飯山さんや髙﨑さんたちがこれを受けて次の面白い企画を打ち出しそうな雰囲気だったので、楽しみである(残念ながら私は参加できそうもないが...)。

夕方から暗くなる時分まで、福岡城址や博多の街を散策。中洲まで来たあたりで結構歩き疲れたので、地下鉄で博多駅へ向かう。

駅2階の「めん街道」で、歌舞伎役者のG-sawaさん(HN)と待ち合わせ、行列の具合を勘案して「長浜ナンバーワン」で遅めの夕食。

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G-sawaさんと会うのは三回目だ。歌舞伎の演目は一か月単位なので、氏も6月中は博多で出演されている。上位の役者さんに従ってお仕事をもらう形なので(休演すると一か月失業することになってしまうから)、旅行などもままならないし、介護業界とは違うご苦労があろう。そのような中で、役者さん方は古い演目を墨守するだけでなく、観客に歌舞伎の魅力を味わってもらうために、協働してイノベーションや創造に取り組んでおられる。私たちの業界でも見習うべき点は少なくない。

互いの仕事やプライベートの話をしながら、ラーメンのほうは替え玉まで注文した(博多は一杯目の麺が少なめで替え玉を追加するパターンが多いようだ)。ジョージさんがすでに帰途に就かれたため、「キリシタン三人衆」が実現しなかったのは残念だが、それはまたの機会に。ちなみに、ジョージさんからG-sawaさんへと託された丹後の「塩」をしっかりお渡ししている(私もいただいた)。信徒にとって「塩」は特別な意味を持つものだから...(^^*

翌18日朝、小倉のホテルを出ようとした矢先、大阪北部地震の影響で新幹線が運転見合わせになってしまったので、岡山あたりでもう一泊することも覚悟して、行けるところまで行こうと、普通列車で東進した。途中、宮島を通る路線は亡き母と一緒に旅行した(2003年)ところなので、15年前を懐かしく思い出した。新幹線ならスルーしていたのだから、これも何かの巡り合わせだったのかも知れない。

広島の少し手前で運転再開の報を受け、広島から新幹線に乗り換える。新大阪の手前で入線の順送りを待たなければならなかったので、かなり遅延したが、そのあとは順調に走行して、浜松に無事帰着した。当初は15時頃の予定だったのが、19時過ぎの浜松着となった。新幹線のありがたさを実感したものである。地震の影響はなお大きい。被災した方々には心からお見舞いを申し上げたい。

この三日間の旅は、巡礼が主目的ではあったが、私にとっていろいろな意味で実りのあるものであった。

2018年6月24日 (日)

殉教者ゆかりの地を訪ねて

ここ二年あまり、巡礼に行っていなかった。

それ以前も毎年どこかへ巡礼していたわけではないのだが、最近は自分自身の節目の企画や、母の介護のため浜松を離れるのが難しく、出かける余裕がないままに時が過ぎてしまっていたのだ。

そこで、母の追悼が一段落したのを機に、両親の安息を祈りながら心の平安を求めたいと思い立って、旅を企画してみた。

どこへ出かけようか考えたが、一昨年訪れた高槻教会、福者ジュスト高山右近に縁があった人の中で、福者ディエゴ(了五)加賀山隼人正興良の殉教地へまだ行っていなかったと思い、行き先を小倉教会に決めた。

私は2003年、用事で熊本を訪れた際に、福者マリア小笠原みや一家15人が藩主細川家の禁教令に従わなかったため斬首され殉教した、花岡山公園の碑文のところまで巡礼している。加賀山隼人は小笠原みやの父に当たり、細川家が熊本へ転封する前の豊前藩主時代、重臣として細川忠興に仕えていた。キリシタン時代、彼は小倉教会(当時)の中心人物であったのだ。

小倉教会には事前に問い合わせ、17日午前9時のミサに出る予定で、前日の16日夕方に小倉入りした。一年で一番日が長い時期なので、ホテルに荷物を置いて門司港まで足を延ばす。

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過去、ここに来たのは一回だけであるが、何年前だっただろうか、もう覚えていないほどである。海峡に面したレトロで風光明媚な街並みは、旅する人の気持ちを柔和にさせてくれる。一時間半ぐらい、ゆっくりと街を散策。屋外でヴァイオリンとピアノのジャズコンサートが演じられていた。

肌寒くなったので門司港から引き上げ、小倉に戻って夕食。知人から教わった店「あそび割烹・華柳」へ。

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ここでは関門蛸、ごまアジをはじめ、新鮮な北九州の味を満喫。お薦めの店だけあって一つ一つの素材が良い。また、皿のふちの裏側がしっかり洗ってあるなど、食器の扱いも丁寧である。満足度大。

一夜明けて、小倉教会の午前のミサに参列するためにホテルを出る。カトリックの巡礼は仏教のお遍路さんとは異なるが、目的地の教会までは聖歌を口ずさんだり祈ったりしながら、便利な交通機関をなるべく使わずに歩くのが基本だ。スマホで位置を確認しつつ、25分ほど歩き、時間に余裕を持って小倉教会に到着。

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北九州の拠点の教会だが、全体として簡素な造りで、人を招き入れる場にふさわしい。聖堂のイエス様は、長めのひげを垂らして老成したお姿を示し、独特のご像であった。この日はミサ後に信徒総会が予定されており、神父様は講話の中で、教会共同体の意義について述べ、神様への聖母マリアと加賀山隼人との執り成しを祈っておられた。

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加賀山隼人については、自分のHPに掲載しているので、そちらをご一読されたい。

教会の前、通りに面した側には、説教する隼人の姿と、歌会で詠んだ短歌を記した碑文が建てられている。信仰に生き、心の自由を守るために一命を捧げた人の生きざまに思いを馳せた。

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一時間余りでミサが閉祭。これでひとまず巡礼を済ませたので、次の目的地へ向かった。実は、信徒の方お二人が偶然、それぞれ別の用事で博多に滞在されていたので、午後と夜とにお会いすることになっていたのである。

次回へ続く)

2018年4月22日 (日)

一品料理の悩み

先週で、母が帰天した後の事務的な諸手続きが一通り完了した。まずは一息。

いま、それと並行して納骨式の準備を進めている。カトリックでは仏教の「四十九日」のような法要の期日はないので、遺族の側が気持ちの整理をする時期を選び、教会と相談の上で日程を決めれば良い。自宅セキュリティの関係上公開はしないが、うちの場合は5月のしかるべき日に実施することになった。

さて、一人暮らしになってから最大の課題は、「何を食べるか?」である。

これまでも母が短期入所を利用して家に居ない日があったが、おおむね一か月のうち8~9日程度であり、それ以外の三分の二は「二人暮らし」だった。何かを多めに作ったり買ったりしても、二人でシェアできることが多かった。

いまは全くの一人暮らしであるため、スケールメリットが全くない状態になった。したがって、食材をどう組み合わせながら調理するか、かなり神経を遣う。社会的、道義的な責任から、食材を無駄にするなどの食物ロスをなるべく減らしたい思いも強い。

春から秋にかけて、朝食はパンと卵スープが定番。昼食はおおむね外食(たまに自宅でごはん、またはインスタントラーメン)。そして課題は夕食である。

冷凍食品や冷蔵食品などの既製品で間に合わせることも少なくないが、その場合にも、一人で食べ切れる組み合わせにするのはなかなか難しい。主食の量が日によってあまり差が生じるのも、個人的には好きではない。

料理は自分自身の趣味の一つでもあるため、週に3~4日は何がしかの一品料理を作っている。そのときには二人分のレシピで量を少なめに作って、何とか一回で食べ切ることが多い。

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上の画像は、和風サーディンとじゃがいもの蒸し焼き。三年ほど前からときどき作って母にも食べてもらった。いわし(サーディン)があまり好きではない母も、この料理なら食べられると言ってくれて好評だったのだ。オイルサーディンの場合もあり、そのときには味付けにみりんを加える。オリーブ油ににんにくを入れて熱し、玉ねぎと粉チーズを入れて焼いている。

下の画像は、牛肉と卵の中華風炒め。実は、むかし母がこれをときどき作って、若いころの私によく食べさせてくれた。ソースを試行錯誤してようやく母を超える味に到達したが、間に合わずに当人に味わってもらえなかったのが残念。オイスターソースと酒を大さじ1、しょうゆと砂糖を小さじ1の割合で、かたくり粉を混ぜてトロミのあんを作っておき、炒めながらかけて仕上げる形だ。

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このような具合に、ひとまず自己流で好きなものを食べることが多いのだが、長期的に考えると、栄養バランスにも留意しなければならないことは言うまでもない。「後悔先に立たず」の事態に至らないために、減塩、糖質抑制も必要であろう。従妹が企画・編集に携わったレシピ本や、知人の管理栄養士さんからの助言なども参考にしながら、より良い食生活のアレンジを模索している。

食べる楽しみと適正な栄養管理とは両立して当然。一人暮らしだと後者がおろそかになりがちだが、自分が健康で仕事を続け、趣味活動を長く楽しむためにも、今後は「上手に食べる」ことへ向けて、悩みながら頭を働かせていきたい。

2018年1月 3日 (水)

年末年始の過ごし方

2018年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて...

正月三が日も大事なく過ぎそうであり、明日からは仕事モードになる。特段のことが起こらない限り、私の年末年始の過ごし方は、ここ数年、パターンがほぼ定まっている。

12月28日に仕事納め。

12月29日から冬休みで、まずは部分的に掃除。いろいろ事情があり、この時期に大掃除を集中的にはやらないことにしている。とは言え、家の片付けなど、前日までになかなかできなかったことをこなすのは、この日になる。今回は母が午後にショートステイから帰宅したので迎え入れた。

12月30日は短時間だけ事務所に出向く。今回はこの日に退院された利用者さんがいたので、居宅訪問して退院直後の状態を確認、ケアプランを更新した。

12月31日、年末最後のパン朝食。午前中に買い物。昼食は年越しそばを食べ、年内に済ましておいたほうが良い家事は午後から処理。夕食後、原則としてTVは見ずに、自分の精神の糧になる読書やDVD(またはBD)視聴をする。カウントダウンはTVでBSジャパンのジルヴェスター‐コンサートを鑑賞するのが定番。今回は母が別のTVでNHK「ゆく年くる年」を見ていたので、日付が変わってから新年のあいさつを交わした。

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1月1日、この日から朝食を餅に切り替え。カトリック教会の典礼暦では「神の母聖マリアの祝日」である。浜松教会では年越しのミサもあるが、こちらに出ていると母が就寝する時間になってしまうので、行ったことはない。今年は10時からのミサに参列、一年の始まりの日に、神から与えられた自分の役割を思い起こし、気持ちを新たにするひとときだ。仏教や神道の人たちにとっての「初詣」とはちょっと違う面もあるが、重なる部分もあるだろう。帰宅後は地元浜松の総菜屋から購入したおせち料理で昼食を摂るが、品目が多彩で十分楽しめる。夕方から日テレ(当地では静岡第一テレビ)の「笑点」2時間スペシャルを視聴。

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1月2日、朝はおせちの残りを食べ切り、午前中はゆったり過ごす。午後から短時間、事務所に出向き、たまっている前月の実績(各サービス事業者からの「利用者○○様には、この日にこのサービスを提供した」報告書面)FAXと、年賀状とを整理し、電話着信も確認する。今回は特段急用らしい着信もなかったので、手短に書類を処理して、夕方には行きつけの量販店へ立ち寄って今年最初の買い物を済ませた。

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1月3日、唯一の「外出しない日」である。よほど特別なことがない限り、この日は終日在宅。日中は読書やDVD視聴が中心。夜間はNHK総合の「ニューイヤー・オペラコンサート」を視聴するが、最近は夕食時間の関係で、録画で鑑賞することが多くなっている。また、今回は1月中旬に他県へ出講予定であるため、その準備もした。明日からやらなければならない用務を、怠りなく進められるように、少し先まで予定を確認しておく。

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毎年、こんな感じである。

この期間の夕食のおかずは、ほぼ手製の一品料理になっている。母と二人だから、それで十分なのだ。栄養バランスには配慮しているつもりだが、レパートリーもあまり多くないので、どうしてもパターンが限られてしまうのはやむを得ない。今回は12/30だけが地元店舗で冷凍販売している浜松餃子だったが、12/31がガーリックチキン、1/1がオイルサーディン焼き、1/2がビーフシチュー、1/3がえび・ブロッコリー・たけのこ炒めであった(それぞれ前掲の画像通り)。

正月休みに私が例年同様の生活を送れるのは、12/31や1/2に開店しているスーパーの店員さんや、医療依存度の高い利用者さん宅へ訪問してくださる看護師さんなどが働いているからこそのことである。連休の最終日であるきょうは、これらの方々に感謝しつつ、明日からの仕事に勤しみながら、ステイクホルダーのみなさんに少しでも満足していただけるように努めたいと、思いを新たにする日でもあった。

2017年12月19日 (火)

「浜松のラーメン」以外なら...

当地・浜松が本店のラーメン店に関しては過去二回、県都・静岡市のラーメンも一回、当ブログのエントリーで紹介しているが、浜松や静岡に限らず、周辺地域にも美味しいラーメン店はいくつも存在する。とは言え、用事がなければなかなか足を向けることもない。

この機会に、最近一年ぐらいに入店した中で、自分が美味しく感じた店をいくつか挙げてみよう。

島田の「ル‐デッサン」、シャモだしの醤油ラーメン。

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フランス料理のシェフを長く勤めたオーナーが経営する異色のラーメン店。店内がとてもおしゃれで、他の店では味わえない独特の雰囲気と味覚がある。ローカル局で紹介されたのを見て、一度ぜひ行きたいと思い、所用で島田へ赴いた際に好機だとばかり足を運んだのだが、期待を裏切らない出来であった。次に行けるのはいつのことか...

袋井から浜松へ進出した(現在、本店は磐田)「破天荒・風雅」の黒ラーメン。味玉入り。

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浜松店は東区の旧東海道沿いにあるため、ときどき入店している。メインはつけ麺の店なので、夏はつけ麺にすることが多いが、中太の全粒粉麺を使っているので、ラーメンのほうも歯ごたえがあって美味しく食べられる。味玉の具合がちょうど私好みの味付けで半熟固めなのも好い。「破天荒」ではラーメンのベースが共通、あとは各店のシェフの工夫に任されているとのこと。

磐田市福田にある「地鶏ラーメン・一鳳」のいそ塩ラーメン+味玉。

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茨城の地鶏ラーメン研究会からののれん分け店だが、独自の味を工夫している。特にいそ塩は北海道の昆布だしと宮城の岩のりを使用、トロミ感のあるスープがたまらない。メンマが大きめに切ってあって軟らかいのにも満足。車で30分以上かかるのにもかかわらず、年数回出向いている店はここ一軒ぐらいだ。

静岡県ではないが、隣県・三河の「丸源」肉そばも掲げておこう。

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全国展開して多くの店舗を抱えているので、ご存知の方も多いだろう。私がときどき行くのが浜松住吉店。看板の肉そばのみならず、醤油、醤油とんこつ、旨塩、どれも秀逸である。ただ、店員さんの掛け声が元気過ぎるため、私にとってはやや苦手で、間遠になっている。グレードはどの品も標準以上で、十分に満足できる水準だ。

他にも、私が知らない人気店がいくつもあると思うので、浜松周辺の方は、ぜひご教示いただきたい。自分の健康(?)のためにも「ラーメン道」を楽しみたいと考えている。

2017年12月18日 (月)

浜松の「ラーメン以外」なら...

この三年ほど、月に10回以上の割合でラーメンを食べているが、もちろん外食がすべてラーメンだというわけではない。

浜松には和・洋・中・アジア・ラテンアメリカなどの各種料理店が百花繚乱で、選ぶには事欠かないのだ。

当地を来訪される方の便宜を意識して、事務所近くの店で、私が比較的よく食べる品目を紹介しておこう。

まずは事務所から東へ徒歩15分ほどのところにある、「東勝軒○秀(まるひで)」のつけ麺。

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つけ麺をラーメンの一形態に分類する人がいるかも知れない。日本におけるつけ麺の隆盛は、この店の大師匠である「大勝軒」の故・山岸一雄が、東池袋で「もりそば」の名称で開発したことが契機となったものであり、いまや全国でさまざまなつけ麺の店が味を競っている。この「○秀」は東池袋の大師匠の味を継承しながら、スープをより濃厚にして油膜で冷めないように工夫するなどのイノベーションを果たしており、冬は特に美味しく感じる。

次に、駅から北へ徒歩3分、「山西刀削麺(とうしょうめん)」の麻辣刀削麺。

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ラーメンとは異なり、断面が不ぞろいで食感のある極太麺が特徴的で、熱々のスープにとても好く合っている。中国人のオーナーシェフさんだとのことで、現地のホンモノを浜松で味わえるのは幸運。

こちらは、駅に隣接するアクトプラザ5階、「サゴー浪漫舘」の天丼。

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宴会料理もランチも浜松地元の食材が中心。この天丼は、野口英世さんを出してお釣りがくるリーゾナブルな値段。ここでは宴会料理も浜松らしい組み合わせのものを提供しており、業界仲間とはたまにご一緒している。8月には開業16周年を口実にした飲み会も開催した。

それから、同じアクトプラザの地下にある「クマール」のアールーサーグ。

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ほうれん草とじゃがいものカレーで、長く愛好している。昼食でカレーを食べるのは道筋の関係でこの店ぐらい。オーナーのクマールさんはインドのブッダガヤのご出身で、浜松で4か所ほど店舗を経営し、本場の味を客に楽しませてくれる。アクトプラザの店では年一回程度だがディナーを摂ることもあり、そのときはシュリンプ‐ビルヤーニーとサーグ‐マトンを注文するのがおおむね定番となった。

最後に、市内だけで13店舗を展開する「五味八珍」の浜松餃子。

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浜松餃子と言えば、もやしが添えてあるものを思い浮かべる方が多いかも知れないが、もやしは必須ではなく、大切なのは豚肉やキャベツなどに地元の食材を使うことだ。駅ビルのメイワン店などの各店舗では、もちろん浜松餃子を食べられるのだが、ここでは冷凍餃子を家庭向けに販売しているので、私もときどき購入して、家で調理している(画像)。トリセツに書いてある通り、仕上げにゴマ油を垂らすのがミソ。

以上、ラーメン以外で比較的食べる機会が多い(...と言っても、ラーメンに比べると少ないことも事実だが...)品目を紹介してみた。

他に、私はめったに食べに行かないが、浜松には古くから永住する朝鮮半島の人たちや、ブラジルやペルーから移住している労働者も多いので、駅近くや集住地区には韓国料理や南米系料理の店も散見する。多様性も当地の大きな魅力の一つだ。

食文化の発展が、そのまま町の発展に結び付く浜松であってほしい。

2017年10月18日 (水)

輝いてください☆

浜松の、いや周辺の市町も加えて、静岡県西部地区の介護業界は、ある意味「大きな田舎」である。関東や関西、あるいはその他の地域で、当地より一歩も二歩も先んじたアクションが起こり、それが全国的に大きなうねりを作ろうとする形勢にあっても、なかなかそれらの動きについて行くことができない。

介護業界の括りにかかわらず、保健、医療、あるいは福祉の業界では、「やらまいか精神」で注目すべき活動をしている人たちが当地にも結構見受けられるのだが、なかなか「全国区」でのダイナミックなアクションに結び付いていると言い難いのは、寂しい限りである。

私も、かつてはブログや掲示板、あるいは同業のMLなどをきっかけに、全国各地を旅しながら業界の友人たちと交流させていただき、最近はFacebookの助けもあって、多くのすばらしい仲間とネットで結び付くことができたが、2月に母が要介護状態になってからこのかた、行動が制約され、なかなか自分から他県まで出かける機会を持てずにいた。

そこで、去る14日、他の用事も兼ねて東京へ一泊ツアーを敢行。数人の方にお声掛けしてディナーにお誘いしたのだが、ご用事で参加できなかった方もあり、新宿の「KICHIRI」で三人の方とテーブルを囲むことになった。

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相模原市在住の認知症介護指導者・認知症ケア専門士、阿部敦子さんは、「認知症ONLINE」のサイトで認知症介護小説『その人の世界』を執筆されている。家族側や支援者側から見た認知症の姿ではなく、徹底した利用者目線で一人ひとりに「何が起こっているのか?」を導き出そうとする短編小説の連作は、利用者本位の介護を究めようとするすばらしい試みだ。すでに29作まで紹介されている。

都内在住の管理栄養士、林裕子さんは、患者(利用者)本位の在宅医療で全国から注目されている、悠翔会在宅クリニック・在宅NSTチームに所属されている。他の医療職と協働して、「摂食」「栄養」「嚥下」などの側面から多くの人たちの在宅生活を支える、訪問栄養指導のスタッフのお一人である。一般にはまだまだ普及していない訪問管理栄養士としてのお仕事をされている。

奥平幹也さんは、以前のエントリー「人と会い、人と語り...(2)」にもご登場いただいた。その後、「ミライ塾」はNHKの番組でも取り上げられ、その取り組みが全国的に紹介されたこともあり、最近は各地を回るなどのご多忙な日々が続く。

実は阿部さんと林さんとは、FB上で私の「ダジャレ友達(正しくは「言葉遊びの友達」かな?)」でもあるのだが、お目にかかるのは今回が初めてであった。お会いしてお二人ともステキな女性であるとの認識を新たにしたことは、説明の要もないと思う(^^*

(なお、顔出しNGの方がおられたので、画像は料理のみである)

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阿部さんは、現在のところ本業の傍ら、短編小説をポランティアで執筆されている。奥平さんから、他の方のことはともかく、阿部さんの作品は対価を受けるだけの価値があると思うとのご意見があった。私も、せっかくの力作が悪用・盗用などされないように、著作権を守る手立てを講じるべきだと述べさせていただいた。阿部さんも今後の対応については考えるところがあったようだ。

個人的には、保健・医療・福祉に携わる方すべてに、ぜひ『その人の世界』を全編お読みいただきたいと思う。阿部さんにはさらに書き続けていただき、いずれこの小説が紙媒体で出版され、業界の教科書になることを期待したい。

奥平さんの「ミライ塾」塾生たちは、すでに三期目に入っている。この塾は介護の現場で働きながら奨学金を返済し、そのあとは一人ひとりに合った職業に就いて(もちろん、介護でも良いのだが)、社会に羽ばたいていくのが理想だ。しかし、しっかり足元固めをして独り立ちしようと研鑽を怠らない学生が多い一方で、中には若さゆえの気のゆるみや、社会人としての経験の浅い面が露呈してしまう学生もいる。現実には奥平さんがそれらの課題解決に向けてサポートしているとのお話があった。

学生のフォローアップは、学生の就労先法人→関連団体からの支援を受けているとは言え、奥平さんの過重負担が大きくなっているようだ。ミライ塾の取り組みが画期的なものであるだけに、長く続けられることを思えば、お一人に負担がかかる状況が軽減されることは大切である。学生の卒業までに社会人として磨き上げていくのがミライ塾の目指すところだ。今後はどこかの基金を活用するなどして、サポートしてくれる要員を確保できないものか。喫緊の課題になろう。

談話の中で、一般的に奨学金を返せない人が増えている事情は、就労してからの収入が伴わないなどシステム上の問題がないとは言えないが、本人の意識に係る要因が大きいとの議論もなされた。林さんもご自身の経験を踏まえ、借りたものは責任を持って計画的に返済すべきことを指摘された。私も同意見だ。

林さんからは、栄養士の給与が医療職の中ではいまだ低く抑えられている現状のお話があった。給与待遇面のみならず、一般的には管理栄養士が在宅訪問する場面は限られており、悠翔会さんのように在宅NSTを推進する医療機関は少数だ。栄養士さんたちが活躍することで、高齢者などの入院に至るリスクを減らし、医療、介護双方の社会保障費を抑制する効果もあるのだ。林さんも複数の業界誌などにお仕事での取り組みを投稿されているが、今後は市民啓発にも一層力を注ぐ必要があるかも知れない。

ちなみに、林さんはおもに電車を使って利用者さんを訪問されており、本当は自転車も併用したいらしい。私自身、ケアマネジャーとしての居宅訪問は徒歩やバス利用の割合が多いので、安易に車を使わないスタイルには共感できる。

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私から見れば一回り以上若い方々とのトークであったが、とても実りある時間であった。自分自身の生涯学習のためには、これからも年代に関係なく、価値のあるお仕事をしている方とは、親しく交流していきたいと考えている。

トークに付き合ってくださった方々(および、今回参加いただけなかった方々を含め)は、それぞれの分野で先駆的な方である。しかし、いまだ介護業界、保健・医療・福祉業界の中で、ふさわしい声価を得ていないというのが、私の正直な感想だ。ヒーローやヒロインを作ることが業界にとって良いという意味ではない。より多くの人たちに携わってほしい分野を開拓していく人、いわば牽引車のような人が、どの分野にも必要なのだ。その人たちがスポットライトを浴びることにより、協働する人たちが増え、私たちの業界、ひいては市民社会に大きく寄与することになるのだから。

阿部さん、林さん、奥平さん。もっともっと輝いてください☆ 及ばずながら、私もできる限り応援します!

2017年9月22日 (金)

お薦めのステーキ専門店

ふだん、昼食にはお総菜パンやラーメンを食べることが多いのだが、もちろん、年中その二種類のどちらかに限定しているわけではない。

先般、知人から紹介されたので、9月6日の昼食はステーキ専門店「ステーキのあさくま」三方原店(浜松市北区)へ入ってみた。本社は名古屋だが、浜松にも進出して、いまは市内にも4店舗あるようだ。

三方原店の周囲には他のステーキ店も複数あるが、私の自宅から行くとなると、ここは進行方向のバイパス沿いになるため、昼食に立ち寄るのには都合が良い。

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初回入店では、比較的リーゾナブルな「チーズハンバーグ」を注文。ここではサラダバーが無料になっており、ご飯(画像は五穀米)やデザートも含まれている。ドリンクバーは別料金。メイン料理を待っている間、ビュッフェ式のサラダをつまみながら、ゆったりできるのは便利。

チーズハンバーグは町の定食屋でもときどき食べているが、さすがにここは専門店のグレード。肉がジューシーで食べやすく、品質の良さを感じる。味もマイルドで悪い癖がない。総合評価でまずは上々と言ったところか。

好印象を持った店は、あまり日数を空けずに再入店して、別のものを注文するのが私の流儀なので、二回目の訪問は二週間後の20日となった。

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この日は手軽に食べられそうな「チキンガーリック」を注文。これも肉が選別されているようで美味しい。またドライガーリックの香味があまり強く後へ残らないのも好い。前回同様、サラダバーから複数のサラダを組み合わせて取り、ご飯は白米をいただいた。ドリンクは再度ブレンドコーヒーにしたが、次はカプチーノにでもしようかな。

食べ終わって、十分に満足できる店だとの感想。

ラーメンに比べると割高なので、頻繁にというわけにはいかないが、専門店の名に恥じない味を楽しみに、ときどき行くことになりそうだ(^^*

この「ステーキのあさくま」、東海地域以外にはあまり出店していないので、NHK大河の地である井伊谷など浜松市北区へ観光に来られる方には、ご家族とご一緒に寛げる昼食場所の選択肢として、三方原店をお薦めしたい。

2017年5月30日 (火)

朝ラーメンの体験

ここ数か月、母の介護を抱えたことで、生活にさまざまな制約が生じている。

しかし、私の生活すべてが不自由になったわけではない。逆説的であるが、いまの状況になったことにより、かえって自由になった面もあるのだ。

その一つが「朝ラーメン(略称・朝ラー)」である。

これまで、母が私の朝食の準備も手伝ってくれており、それが母の一つの役割として、決まり仕事になっていた。そのため、朝早く母を置いて出掛けるのは忍びなく、朝食をどこかの店に立ち寄って、とは簡単にいかない状況であった。

しかし、いまは母がショートステイを利用して家に居ない日があるため、その間に限っては朝ラーが可能になったのだ。

静岡県では、藤枝市を中心とする志太地区で、大正以来の伝統的な朝ラーの文化がある。当初は朝が早い茶業や漁業従事者の需要に応じたものであったが、他業種の人々の間にも好んで食べる習慣が広がり、地元の志太系ラーメンのみならず、多様なラーメンを提供する20以上の店が味を競っている。

そして、後進地域であった浜松でも、いまは市内で4店舗が朝ラーを営業。そのうち2店が、私の自宅から事務所までの間の路線沿いなのだ。

これに挑戦しない法もないと思い、朝食抜きで出かけてみた。

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まずは、西区の西山町にある「みちの」。北海道(旭川)系の店。浜松で最初に朝ラーを始めた店らしい。

ここは週休二日で、他の五日は朝から夜まで営業しているようだ。日中入ったことは何回かあるが、朝は初めて。味噌ラーメンを注文。癖が強くないマイルドな味噌味なので、一部のラーメン通よりも一般の客向けである。朝ラーにはこんなパターンが好いのかも。ご飯の代わりにラーを味噌汁で食べている感触に近く、朝の空きっ腹にはとても優しい。他のメニューも出してくれるので、次回は別の一品を試してみたい。

次は別の日に、中区の富塚町にある「七星」。和歌山系の店。ここも日中は何回か入ったことがある。

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朝ラーのメニューは煮干しと塩との二択。以前からこの店で煮干しを始めたことを聞いていたが、日中のメニューには含まれていないことを残念に思っていたので、躊躇なく煮干しを注文。

和歌山流の豚骨醤油に煮干しを利かせたスープが、硬めの細麺と実に好くマッチングしている。浜松では他でなかなか食べられない味なので、とても美味しい! 平日で、少し遅めの八時半頃だったため、客は私一人だったが、早い時間には結構出入りがあると聞いている。

考えてみれば、これまでも宿泊してホテルの建物内に朝食できる場所が無いとき、近くの店に入ってモーニングを済ませることもときどきあったわけだ。朝ラーはそれの変則的なパターンだと思えば、抵抗なく入店できる。

金額だけから言えば、自宅で何か作って朝を済ませるほうが(私の場合はいつもパンと玉子スープ)安上がりだが、気分を変えたいときなど、たまには朝ラーにすると効果的な場合もある。そんな良さが市民の間に少しずつでも浸透して、来客が増えれば、店側にとっても採算が合い、苦労して朝早く出張る甲斐もあるだろう。

私から言うと、他の二店は遠方でもあり、おそらく体験する機会はないと思うので、今後ときどきは寄らせてもらうであろう上記の二店で、朝ラーを長く続けてほしい気持ちがある。先方から頼まれたわけではないのだが、PRの一環にもなればと、エントリーしてみた次第である。

2016年10月30日 (日)

ワインを楽しむ

私はグルメや食通と言われる者ではないのだが、ディナーでは結構いろいろな料理の味覚を楽しむほうである。自分で一品、二品と作ることもあれば、外食で済ます場合もある。家で食べる日には、お惣菜を買ってきたり、冷凍食品をレンジで温めて済ますこともある。

そして、車で外食に行った場合を除き、飲み物はたいてい赤ワインだ。自宅で食事するときには、数百円のワインを三日かけて飲んでいる。だいたい一日250mlの割合である。

特別な時期だけは少しお金を掛けるが、それでも最高4,000円程度、たいていは2,000円前後である。もともと高級仕様の人間では全くないので(笑)、そのレベルのワインでも十分楽しめるのだ。

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組み合わせはフランスもの、それもボルドーが必ず1本(上の画像左はモンペラ)、あとはイタリアもの(上の画像中央右はバローロ)とスペインもの(上の画像中央左はエントレスェーロ)をそれぞれ1本ずつが定番。気分次第でもう1本ボルドーか何かを追加する(上の画像右はシャトー‐ラローク)。自分の誕生日と復活祭は恒例で、他の機会も含めて年に3~4回程度だ。

それ以外の普通の日は、スーパー等で購入した安ワインで済ませている。「たしなむ」とは言えないかも知れない。もともと私は先天的なアレルギー性鼻炎がある上に、嗅覚の低下があり、鼻腔全体で香りを満喫することが難しいのだ。それでもワインの味を「楽しむ」ことはできる。どちらかと言えば、甘みが抑制された、重いタイプのワインが好きである。口の中でゆっくり転がしながら喉に落とす快さは何とも言い難い。

若いときには、カトリック教会や市民活動団体の仲間と何時間もかけて食事しながら、一瓶ぐらいは空けてしまったこともあったが、いまは飲んでも6~7割程度(500ml前後)。それも三時間ぐらいかければとの条件付きである。

香りを十分味わえない代わりに、視覚で楽しもうとして、同じく安ワインでもちょっと凝ってみることもある。キャップシールやラベルの色を、同じ色でない同系色でまとめてみたり、白と黒とでコントラストにしてみたり・・・。

下の画像は、白と黒を交えた、ブルー系の同系色で並べてみた。

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実はこれ、左からフランス、アルゼンチン、イタリア、南アフリカ、オーストラリア、つまりG20参加国のワインなのだ。日本の地方都市でも一軒の酒屋さんでこれだけの手頃なワインが難なく手に入るのは、便利な話である。ただし、EUを除く19か国のワインがそろうことはあり得ない。厳格なイスラーム法による禁酒を定めているサウーディ‐アラビア産のワインは、たぶん存在しないだろうから...(^^;

宗教はともかく、世界には飲酒を楽しむどころではなく、戦乱、紛争、飢餓にさらされている人々も数え切れないほど多い。かつて日本にもそういう時代があった。現代の私たちが平穏な生活の中で、ゆったりとワインを楽しむことができる幸せのありがたさを、しっかり噛みしめることも大切であろう。

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