日記・コラム・つぶやき

2018年1月30日 (火)

永遠のローマ?

家の中を整理していると、思いがけないものを発見することがある。

昨年末、冬になったので防寒具を出そうと、あまり出し入れしなかった引き出しを開けてみたところ、奥のほうにしまい込んであったものを見つけた。

それは、画像のマフラーである。

Muffler

17年前、ローマへ巡礼したとき、西欧は4月下旬にもかかわらず、季節外れの寒波に見舞われていた。到着して早々、マフラーを持って来れば良かった! と後悔した私は、取り急ぎ、カゼをひかないうちに調達しようと、衣類を扱っている店に立ち寄ったのだが、店の人からは、もう時期的にマフラーを置いていないと言われ、

「サッカーの店へ行きなさいよ!」

と告げられた。そもそもサッカーに縁のなく、サポーターのグッズについて無知だった私は、聞き間違いかな?と思いながら、半信半疑でサッカー用品を扱う店を訪れ、マフラーがあるか尋ねたら、店の人がこれを出してきたのだ。

「ここはローマだから、ローマ(=ASローマ。セリエAのクラブチーム)のマフラーを買ってくれ!」

こう言われたので、とにかく何か襟巻の類さえあれば良かった私は、一も二もなくこれを購入した。

さて、このマフラーを首に巻き付けてローマ市内を観光していると、現地の若い人たちがこれに注目したらしく、近くに寄ってきた。

「あなたは日本から来たの?」

「そうだよ」

「なら、ナカタの応援に来たんだな。きのうナカタが一点入れたぞ!...」

早い話が、当時ASローマで活躍していた中田英寿選手を応援するためにイタリアまで来たものと、勘違いされてしまったのだ! 「いやいや、私はただの観光客なので...」とその場を逃れたのだが...(^^;

イタリアではサポーターたちの地元クラブチームへの思い入れは、相当熱が入っているようだ。ま、「永遠のローマ」の象徴であるオオカミのシンボルを用いているこのチームは、日本のJリーグのチームよりもずっと歴史が古いのだから、当然かも知れないが...

そんな面白いエピソードを持つ一品だが、帰国後、大切にしまい込んで、使わないままになっていた。先の12月になって、偶然これを発見したので、寒波が厳しいこの冬の防寒具として重宝している。

さすがに日本では、サッカーのサポーターおじさんと間違われることはないだろうが、私がこれを着用して道を歩く姿は、若い人たちの眼には結構アンバランスに映っているかも知れない。

当分、冬の間は「永遠のローマ」仕様で行こうかと思っている(^^)v

2018年1月 3日 (水)

年末年始の過ごし方

2018年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて...

正月三が日も大事なく過ぎそうであり、明日からは仕事モードになる。特段のことが起こらない限り、私の年末年始の過ごし方は、ここ数年、パターンがほぼ定まっている。

12月28日に仕事納め。

12月29日から冬休みで、まずは部分的に掃除。いろいろ事情があり、この時期に大掃除を集中的にはやらないことにしている。とは言え、家の片付けなど、前日までになかなかできなかったことをこなすのは、この日になる。今回は母が午後にショートステイから帰宅したので迎え入れた。

12月30日は短時間だけ事務所に出向く。今回はこの日に退院された利用者さんがいたので、居宅訪問して退院直後の状態を確認、ケアプランを更新した。

12月31日、年末最後のパン朝食。午前中に買い物。昼食は年越しそばを食べ、年内に済ましておいたほうが良い家事は午後から処理。夕食後、原則としてTVは見ずに、自分の精神の糧になる読書やDVD(またはBD)視聴をする。カウントダウンはTVでBSジャパンのジルヴェスター‐コンサートを鑑賞するのが定番。今回は母が別のTVでNHK「ゆく年くる年」を見ていたので、日付が変わってから新年のあいさつを交わした。

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1月1日、この日から朝食を餅に切り替え。カトリック教会の典礼暦では「神の母聖マリアの祝日」である。浜松教会では年越しのミサもあるが、こちらに出ていると母が就寝する時間になってしまうので、行ったことはない。今年は10時からのミサに参列、一年の始まりの日に、神から与えられた自分の役割を思い起こし、気持ちを新たにするひとときだ。仏教や神道の人たちにとっての「初詣」とはちょっと違う面もあるが、重なる部分もあるだろう。帰宅後は地元浜松の総菜屋から購入したおせち料理で昼食を摂るが、品目が多彩で十分楽しめる。夕方から日テレ(当地では静岡第一テレビ)の「笑点」2時間スペシャルを視聴。

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1月2日、朝はおせちの残りを食べ切り、午前中はゆったり過ごす。午後から短時間、事務所に出向き、たまっている前月の実績(各サービス事業者からの「利用者○○様には、この日にこのサービスを提供した」報告書面)FAXと、年賀状とを整理し、電話着信も確認する。今回は特段急用らしい着信もなかったので、手短に書類を処理して、夕方には行きつけの量販店へ立ち寄って今年最初の買い物を済ませた。

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1月3日、唯一の「外出しない日」である。よほど特別なことがない限り、この日は終日在宅。日中は読書やDVD視聴が中心。夜間はNHK総合の「ニューイヤー・オペラコンサート」を視聴するが、最近は夕食時間の関係で、録画で鑑賞することが多くなっている。また、今回は1月中旬に他県へ出講予定であるため、その準備もした。明日からやらなければならない用務を、怠りなく進められるように、少し先まで予定を確認しておく。

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毎年、こんな感じである。

この期間の夕食のおかずは、ほぼ手製の一品料理になっている。母と二人だから、それで十分なのだ。栄養バランスには配慮しているつもりだが、レパートリーもあまり多くないので、どうしてもパターンが限られてしまうのはやむを得ない。今回は12/30だけが地元店舗で冷凍販売している浜松餃子だったが、12/31がガーリックチキン、1/1がオイルサーディン焼き、1/2がビーフシチュー、1/3がえび・ブロッコリー・たけのこ炒めであった(それぞれ前掲の画像通り)。

正月休みに私が例年同様の生活を送れるのは、12/31や1/2に開店しているスーパーの店員さんや、医療依存度の高い利用者さん宅へ訪問してくださる看護師さんなどが働いているからこそのことである。連休の最終日であるきょうは、これらの方々に感謝しつつ、明日からの仕事に勤しみながら、ステイクホルダーのみなさんに少しでも満足していただけるように努めたいと、思いを新たにする日でもあった。

2017年12月30日 (土)

2018年もよろしくお願いします☆

この一年、私にとって二つの大きな「イベント」があった。

一つは、2月から母が要介護状態となり、唯一の家族である私が、ケアマネジャーの仕事を続けつつ、介護や家事をワンオペで担う状況になったこと。

もう一つは、6月に県や市の介護支援専門員職能団体における役職から引退して、業界では1999年以来18年ぶりに無役となったことだ。

もともと、2014年の春あたりから、母のADL(日常生活動作)が低下気味になり、私の行動がかなり不自由になったことは確かだ。特に静岡県レベルでの役職は(場所にもよるが、おおむね)片道一時間以上かけて静岡市まで出掛けなければならず、私にとっていささか負担になっていた。そのため、県ケアマネ協会の役員や事務局からは、会の運営に関して自己中心的、非協力的だと思われたこともあっただろう。二年前に退陣するのも一つの選択であったかも知れないが、諸事情により留任せざるを得ず、今年に至ってしまったのは遺憾に思っている。

さて、介護者としての制約と役職退任、この両者の相乗作用(?)により、私の行動範囲は大幅に縮小することになった。不在中の母の介護を確保するために短期入所生活介護を利用しないと、浜松から外へ出掛けることが難しくなり、かつ、職能団体の役職にあることにより他のケアマネジャーに先んじて取得できた「裏情報」の類が、退任後は入ってこなくなったのである。

この状況から生じる、私のアクティヴィティ低下リスクを補ってくれたのは、SNSのフェイスブックを中心につながっている、全国の業界仲間のみなさんであった。

SNSの優れたところは、全国に散らばっている仲間たちの動向をリアルタイムに近い形で把握できることだ。加えて、介護報酬改定に関係する省庁や団体の動きなどについても、そこに関与している、あるいは関心を持っている仲間がシェアしてくれることにより、最新情報や外部から知り難い情報を獲得することが可能になる。全く便利な社会になったものだ。

私自身、引きこもりにならないように、機会こそ減ったが、業界仲間のみなさんと会うことを心掛けた。8月(浜松)や10月(東京)の飲み会は、私自身が仕掛けた交流の場である。SNSでつながっているとは言え、離れた土地に住んでいる人たちはそれぞれ多用であるから、こちらが受動的な姿勢でいるとなかなか会って話してもらえない。NHK大河で脚光を浴びたかもしれないが、浜松は便利な都市に映りながら、わざわざ立ち寄るとなると、案外素材に乏しい町でもある。

したがって、当地に居ながら情報弱者にならないためには、自分から人が集まる場を作ることは大切である。裏を返せば、(介護負担の分量にもよるが、)介護者として行動が不自由、不便になっても、アクティヴィティを持ち合わせていれば、交流の機会は訪れるのだ。

このことを実感した一年であったので、来年は可能であれば、昨年同様何かを企画して、浜松に人寄せすることを検討したい。主題はやはり、介護業界全体を覆っている「人材不足」あたりになるだろうか。

実現するかどうかは、母の体調や私自身の体調にも左右されるが、現場でさまざまな取り組みをしている人たちが集い、知恵を出し合う場ができればと願う。企画も一人では荷が重いので、協力してくださる方も必要になるだろう。

2018年。分相応なことしかできないにせよ、力の出し惜しみだけはしたくない。

こんな私ですが、来たる年にも変わりなきご声援やご交誼を、よろしくお願いします。

2017年12月19日 (火)

「浜松のラーメン」以外なら...

当地・浜松が本店のラーメン店に関しては過去二回、県都・静岡市のラーメンも一回、当ブログのエントリーで紹介しているが、浜松や静岡に限らず、周辺地域にも美味しいラーメン店はいくつも存在する。とは言え、用事がなければなかなか足を向けることもない。

この機会に、最近一年ぐらいに入店した中で、自分が美味しく感じた店をいくつか挙げてみよう。

島田の「ル‐デッサン」、シャモだしの醤油ラーメン。

Ledessinshamodashishoyu

フランス料理のシェフを長く勤めたオーナーが経営する異色のラーメン店。店内がとてもおしゃれで、他の店では味わえない独特の雰囲気と味覚がある。ローカル局で紹介されたのを見て、一度ぜひ行きたいと思い、所用で島田へ赴いた際に好機だとばかり足を運んだのだが、期待を裏切らない出来であった。次に行けるのはいつのことか...

袋井から浜松へ進出した(現在、本店は磐田)「破天荒・風雅」の黒ラーメン。味玉入り。

Hatenkouajitamakuro

浜松店は東区の旧東海道沿いにあるため、ときどき入店している。メインはつけ麺の店なので、夏はつけ麺にすることが多いが、中太の全粒粉麺を使っているので、ラーメンのほうも歯ごたえがあって美味しく食べられる。味玉の具合がちょうど私好みの味付けで半熟固めなのも好い。「破天荒」ではラーメンのベースが共通、あとは各店のシェフの工夫に任されているとのこと。

磐田市福田にある「地鶏ラーメン・一鳳」のいそ塩ラーメン+味玉。

Ippouisoshio

茨城の地鶏ラーメン研究会からののれん分け店だが、独自の味を工夫している。特にいそ塩は北海道の昆布だしと宮城の岩のりを使用、トロミ感のあるスープがたまらない。メンマが大きめに切ってあって軟らかいのにも満足。車で30分以上かかるのにもかかわらず、年数回出向いている店はここ一軒ぐらいだ。

静岡県ではないが、隣県・三河の「丸源」肉そばも掲げておこう。

Marugennikusoba

全国展開して多くの店舗を抱えているので、ご存知の方も多いだろう。私がときどき行くのが浜松住吉店。看板の肉そばのみならず、醤油、醤油とんこつ、旨塩、どれも秀逸である。ただ、店員さんの掛け声が元気過ぎるため、私にとってはやや苦手で、間遠になっている。グレードはどの品も標準以上で、十分に満足できる水準だ。

他にも、私が知らない人気店がいくつもあると思うので、浜松周辺の方は、ぜひご教示いただきたい。自分の健康(?)のためにも「ラーメン道」を楽しみたいと考えている。

2017年12月18日 (月)

浜松の「ラーメン以外」なら...

この三年ほど、月に10回以上の割合でラーメンを食べているが、もちろん外食がすべてラーメンだというわけではない。

浜松には和・洋・中・アジア・ラテンアメリカなどの各種料理店が百花繚乱で、選ぶには事欠かないのだ。

当地を来訪される方の便宜を意識して、事務所近くの店で、私が比較的よく食べる品目を紹介しておこう。

まずは事務所から東へ徒歩15分ほどのところにある、「東勝軒○秀(まるひで)」のつけ麺。

Toshokentsukemen

つけ麺をラーメンの一形態に分類する人がいるかも知れない。日本におけるつけ麺の隆盛は、この店の大師匠である「大勝軒」の故・山岸一雄が、東池袋で「もりそば」の名称で開発したことが契機となったものであり、いまや全国でさまざまなつけ麺の店が味を競っている。この「○秀」は東池袋の大師匠の味を継承しながら、スープをより濃厚にして油膜で冷めないように工夫するなどのイノベーションを果たしており、冬は特に美味しく感じる。

次に、駅から北へ徒歩3分、「山西刀削麺(とうしょうめん)」の麻辣刀削麺。

Sanseitoushoumen

ラーメンとは異なり、断面が不ぞろいで食感のある極太麺が特徴的で、熱々のスープにとても好く合っている。中国人のオーナーシェフさんだとのことで、現地のホンモノを浜松で味わえるのは幸運。

こちらは、駅に隣接するアクトプラザ5階、「サゴー浪漫舘」の天丼。

Sagoromankantendon

宴会料理もランチも浜松地元の食材が中心。この天丼は、野口英世さんを出してお釣りがくるリーゾナブルな値段。ここでは宴会料理も浜松らしい組み合わせのものを提供しており、業界仲間とはたまにご一緒している。8月には開業16周年を口実にした飲み会も開催した。

それから、同じアクトプラザの地下にある「クマール」のアールーサーグ。

Kumarcurry

ほうれん草とじゃがいものカレーで、長く愛好している。昼食でカレーを食べるのは道筋の関係でこの店ぐらい。オーナーのクマールさんはインドのブッダガヤのご出身で、浜松で4か所ほど店舗を経営し、本場の味を客に楽しませてくれる。アクトプラザの店では年一回程度だがディナーを摂ることもあり、そのときはシュリンプ‐ビルヤーニーとサーグ‐マトンを注文するのがおおむね定番となった。

最後に、市内だけで13店舗を展開する「五味八珍」の浜松餃子。

Gomihattingyouza

浜松餃子と言えば、もやしが添えてあるものを思い浮かべる方が多いかも知れないが、もやしは必須ではなく、大切なのは豚肉やキャベツなどに地元の食材を使うことだ。駅ビルのメイワン店などの各店舗では、もちろん浜松餃子を食べられるのだが、ここでは冷凍餃子を家庭向けに販売しているので、私もときどき購入して、家で調理している(画像)。トリセツに書いてある通り、仕上げにゴマ油を垂らすのがミソ。

以上、ラーメン以外で比較的食べる機会が多い(...と言っても、ラーメンに比べると少ないことも事実だが...)品目を紹介してみた。

他に、私はめったに食べに行かないが、浜松には古くから永住する朝鮮半島の人たちや、ブラジルやペルーから移住している労働者も多いので、駅近くや集住地区には韓国料理や南米系料理の店も散見する。多様性も当地の大きな魅力の一つだ。

食文化の発展が、そのまま町の発展に結び付く浜松であってほしい。

2017年11月22日 (水)

得難い体験

原因は自分の失敗であっても、損失を補って余りある成果を得られることがある。今回のエントリーはそんな話だ。

17日に、豊川市介護保険関係事業者連絡協議会会長・平田節雄さんからのご依頼をいただき、同団体の全体研修会において、『口のきき方で介護を変える』に関する演題、「人と人との会話」についてお話をさせていただいた。

平田さんは浜松でお仕事をされていたときからの旧知の方で、昨年のジョアン開業15周年のつどいには、ご多用にもかかわらず駆け付けてくださっている。今回は協議会の役員さんたちと検討される中、介護の現場で使われる会話の重要性が主題になり、著作もある私にオファーくださったとのことである。

この演題では、これまでにも何度か出講しているが、時節の変化に合わせて部分的に内容を変更している。とは言え、根幹の部分が揺らぐものではない。

本ブログの読者であればすでにご存知の通り、私が「話し言葉」だけを独立させて論じることはない。介護に従事する人たちの職業人としての基盤がしっかりしていなければ、仕事で会話術を活用できないと考えているから、心構えや姿勢の話が前面に出る。

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講演の途中で三回ほど、参加者のみなさんに、近くの席の方とディスカッションしていただく機会を設けた。研修は講師が一方的に話すのではなく、それぞれの体験から分かち合うことも大切だと思っているので、演習に代わるものとして短時間のディスカッションをはさんだ次第だ。

参加者の中には、現実の会話のしかたよりも、理想・理念ばかり話していると思われた方があったかも知れないが、私の側は、実践できない理想・理念を話しているつもりは毛頭ない。多くの参加者にとって、たとえ一部分、一節でもお役に立つ内容があれば、活用していただきたいと願っている。

さて、実はこの会場とつながっている公共駐車場に車を停めようとしてバックした際に、不覚にも死角に入った鉄柱の位置が目に入らず、衝突して物損事故を起こし、後部のガラスが大破してしまった。

駐車場管理会社に謝罪し、担当者の方に立ち会っていただき現場を検分した。その際、担当者の方から、このまま浜松まで帰ると、ガラスの破片で後続車に損害を与える恐れがあるから、レッカー車を依頼したほうが良いとの助言をいただき、損保会社に事情を説明して、レッカー車を派遣してもらうことになった。

しばらくして株式会社EXCELなる業者のレッカー車が来て、担当の山本さんという40代半ばの方が、私の車を積載してくださった。原則として運ぶのは車だけとのことだったが、いつもの整備屋で代車を借りないと自分が困ると保険会社に要求して了解を得たことを盾に、無理にお願いして助手席に同乗させていただいた(...ので、同乗に至ったのは山本さん側の責任ではないことを付言しておく)。

ま、経過はともあれ、現場から整備屋までの約一時間半の行程で、全く異なるクルマ業界の山本さんと、ディスカッションする機会を得た。

そのとき、山本さんが語ってくださった内容が、まさに私が先刻、介護事業者のみなさんに対してしゃべった内容と、基本部分を共有していたのだ。

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具体的には「顧客本位の応接、気配り」「説明責任」「コミュニケーションの中での気付き(コーチング)」「職場仲間の尊重」「仕事ができることへの感謝」などといった、当日介護業界のみなさんに対してしゃべったことを、そのままクルマ業界に置き換えればこうなるよね、と言わんばかりの話を、いろいろお聞きすることができた。

山本さんがご自身のプライベートなことも交えて話してくださったので、細かい内容は割愛するが、氏が終始、敬語で話され、タメ口などきかなかったことは明記しておく。

「人」ではなくクルマという「モノ」を直接のサービス対象にする業界の現場最前線でも、意識の高い中堅社員なら当たり前のように、これらの項目を実践されていることには、大きな刺激を受けたのが正直なところだ。

クルマ業界でもこういう方がいるのだから、ましてや、「人」に直接向き合う介護業界で、これらができていない中堅職員(たとえば主任介護支援専門員)は、恥を知るべきである。

もちろん、理想通りにはいかないのが世の常で、山本さんもご自分の側では意識して取り組んだつもりでも、顧客や後輩職員から受け止めてもらえなかったご経験も含め、正直な実感を話されていた。業界は違えど、人間関係の円滑化や人材育成に難しさが伴うことは、共通の悩みであろう。

また、クルマ業界では、大手はともかく、中小企業では労基法遵守は不可能に近いようである。多くの事業者では、厳密な法令遵守ができるところまで人員を増やせば、社員の生活が苦しくなるほど人件費を切り詰めないと、経営していけない状況だとのことだ。私たち介護業界でもクルマを活用しているが、知らずしてこのような多くの企業に「無理」を強いている現実を忘れてはならない。

アクシデントから生まれたディスカッションであり、損保の保険料が次年度はおそらく数万円上がることが予測されるので、財政的には確かにダメージではあった。しかし、自らの家庭事情による制約から、他業種の人とまとまった時間を取って語る機会がほとんと無い現在の私にとって、この一時間半は、お金では買えない貴重な学びの時間であり、得難い体験であった。

山本さんには心から感謝して、今後のご活躍をお祈りしたい。

2017年9月22日 (金)

お薦めのステーキ専門店

ふだん、昼食にはお総菜パンやラーメンを食べることが多いのだが、もちろん、年中その二種類のどちらかに限定しているわけではない。

先般、知人から紹介されたので、9月6日の昼食はステーキ専門店「ステーキのあさくま」三方原店(浜松市北区)へ入ってみた。本社は名古屋だが、浜松にも進出して、いまは市内にも4店舗あるようだ。

三方原店の周囲には他のステーキ店も複数あるが、私の自宅から行くとなると、ここは進行方向のバイパス沿いになるため、昼食に立ち寄るのには都合が良い。

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初回入店では、比較的リーゾナブルな「チーズハンバーグ」を注文。ここではサラダバーが無料になっており、ご飯(画像は五穀米)やデザートも含まれている。ドリンクバーは別料金。メイン料理を待っている間、ビュッフェ式のサラダをつまみながら、ゆったりできるのは便利。

チーズハンバーグは町の定食屋でもときどき食べているが、さすがにここは専門店のグレード。肉がジューシーで食べやすく、品質の良さを感じる。味もマイルドで悪い癖がない。総合評価でまずは上々と言ったところか。

好印象を持った店は、あまり日数を空けずに再入店して、別のものを注文するのが私の流儀なので、二回目の訪問は二週間後の20日となった。

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この日は手軽に食べられそうな「チキンガーリック」を注文。これも肉が選別されているようで美味しい。またドライガーリックの香味があまり強く後へ残らないのも好い。前回同様、サラダバーから複数のサラダを組み合わせて取り、ご飯は白米をいただいた。ドリンクは再度ブレンドコーヒーにしたが、次はカプチーノにでもしようかな。

食べ終わって、十分に満足できる店だとの感想。

ラーメンに比べると割高なので、頻繁にというわけにはいかないが、専門店の名に恥じない味を楽しみに、ときどき行くことになりそうだ(^^*

この「ステーキのあさくま」、東海地域以外にはあまり出店していないので、NHK大河の地である井伊谷など浜松市北区へ観光に来られる方には、ご家族とご一緒に寛げる昼食場所の選択肢として、三方原店をお薦めしたい。

2017年6月30日 (金)

懇親の酒席で求められる節度

昨秋の開業15周年のつどいには、地元浜松はもちろん、全国各地から実に多くの方々にご来場いただき、感激ひとしおであった。

しかし、私が地元でお世話になった関係者のうち、何人かを最初から意図的に招かなかったことは、フェイスブックの「友達」ぐらいしかご存知なかったと思う。

なぜその人たちを「外した」のか? 答えは簡単である。

その人たちは、いつも懇親の酒席で20分、30分と自分の話を長々続けて、他の参加者がなかなか口をはさめない状態を作ってしまうからなのだ(コミュニケーション障害や構音の障害等により、20分、30分かけないと話をまとめられない人とは、全く異なる)。

この該当者数名は、私と同世代からかなり上の世代にわたる人たちである。個人が特定されないように表現するが、そのうちお二人は国際交流にも大きく貢献し、相手国の(当時の)最高政治指導者と会っている人物だ。だが、それほどの人であっても、私から見る限り、自分が主催する懇親の場に出ていただくには不適格なのである。

全国各地から多くの仲間たちが、研修会や懇親会の参加費に加えて、交通費も自己負担して集まって来られている。主催する側としては、懇親会を全員にとって有意義な交流の場にしていただくように努力するのが責務だ。

場を選ばず自慢話の独演会をやってしまう人は、もちろん悪意はないだろうが、この趣旨に沿わない人である。いかに地位の高い人であろうが、懇親の酒席では「節度をわきまえない人」だと言わざるを得ない。私の業界仲間たちは、その人の話を聞くために貴重なお金と時間を使って、遠路参加しているのではない。延々とした長話は(その分野に関心のある一部の人を除き)他の参加者にとって聞き苦しいだけであろう。自分の独演会をやりたければ、自分で企画して人を呼べば良い。

これまで当たり前のように、日の当たる場所でばかり自分の業績を披露してきた人が、ある意味でナルシストになってしまい、行く先々でこのような行為を繰り返すのは、悲しいことである。そこで自己変容できる人ならば本当に尊敬するのだが、なかなかそうならないのが人間の性(さが)なのかも知れない。

しかし、呼んでしまってから、その人が長話をしたからと言ってスピーチロックをするのは、かえって気分を害する可能性が強い。そこで、最初から招かないことにした次第だ。

その人たちを「外した」結果、昨秋の「つどい」の懇親会では、各テーブルでおおむね「独演会」の弊害を避けられた。もちろん他地から来られた方の性格までは把握できないので、一部、長話をしていた人がおられたかも知れない。それでも会場の良い雰囲気を大きく損ねるほどのことは起こらなかったと記憶している。参加された方々の節度と良識とには、改めて敬意と感謝の意とを表したい。

ところで、独演会の話とは異なるが、以前に見たこんな光景を思い出した。

何年も前の静岡県社会福祉士会総会後の懇親会。講演の講師として他県から呼ばれた人も参加して、懇親会終了まで付き合ってくれた。私は講師の講演テーマにさほど興味がなかったが、若手や中堅の会員の中には、その分野に大きな関心を示した人が多くいた様子で、講演の最後には質疑応答も交わされていた。そして懇親会は立食パーティーであり、参加者は移動しながらいろいろな人と歓談できるパターンだったので、普通なら多くの会員が講師と話す機会を持てたはずだ。

ところが、同会の理事であった一人の中堅会員が、講師に次から次へと話しかけて、懇親会の大半の時間、その講師を「独占」してしまい、他の会員が寄りつけなかったのである。私はほとんど講師の隣のテーブルに居て、行き交う周囲の人たちと談話していた時間が長かったので、たまたま記憶に残ったのだが、開始一時間半後の終わり近くになってもその理事が講師とずっと話しているのを見て、「まだやってんのかい!」と苦笑したものだ。その理事に苦言を呈するほどの知り合いではなかったので、傍観していたのだが。

県社会福祉士会の理事もボランティア的な部分が少なくないだろうし、このような機会にいわば「役得」のような形で、優先的に来賓と語る機会を持つことはあって良いだろう。しかし、他の会員が間に入る余地がないような「独占」は異常だ。講師の側も、より多くの会員たちと交流したかったであろうに、一人の会員から延々と議論を吹っ掛けられていたのだから、外面はともかく、内心では決して快く思わなかったのではないだろうか。もし私がこの講師だったら、途中で「ノーサンキュー」とか言って、テーブルを移動したであろう。

これもまた節度をわきまえない好例である。

懇親の酒席では、参加した全員がなるべく高い満足感を得て、交流の果実を持ち帰ることができることが望ましい。そのために、私が席主になるパーティーでは、たとえ一部の方から嫌われようが(笑)、節度をわきまえた人たちだけをお招きする姿勢を貫こうと思っている。

私と飲んだことのある知人・友人のみなさん。どうぞ酒席の節度を守って、これからも私が快くお声掛けできる方でいてください!

2017年5月30日 (火)

朝ラーメンの体験

ここ数か月、母の介護を抱えたことで、生活にさまざまな制約が生じている。

しかし、私の生活すべてが不自由になったわけではない。逆説的であるが、いまの状況になったことにより、かえって自由になった面もあるのだ。

その一つが「朝ラーメン(略称・朝ラー)」である。

これまで、母が私の朝食の準備も手伝ってくれており、それが母の一つの役割として、決まり仕事になっていた。そのため、朝早く母を置いて出掛けるのは忍びなく、朝食をどこかの店に立ち寄って、とは簡単にいかない状況であった。

しかし、いまは母がショートステイを利用して家に居ない日があるため、その間に限っては朝ラーが可能になったのだ。

静岡県では、藤枝市を中心とする志太地区で、大正以来の伝統的な朝ラーの文化がある。当初は朝が早い茶業や漁業従事者の需要に応じたものであったが、他業種の人々の間にも好んで食べる習慣が広がり、地元の志太系ラーメンのみならず、多様なラーメンを提供する20以上の店が味を競っている。

そして、後進地域であった浜松でも、いまは市内で4店舗が朝ラーを営業。そのうち2店が、私の自宅から事務所までの間の路線沿いなのだ。

これに挑戦しない法もないと思い、朝食抜きで出かけてみた。

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まずは、西区の西山町にある「みちの」。北海道(旭川)系の店。浜松で最初に朝ラーを始めた店らしい。

ここは週休二日で、他の五日は朝から夜まで営業しているようだ。日中入ったことは何回かあるが、朝は初めて。味噌ラーメンを注文。癖が強くないマイルドな味噌味なので、一部のラーメン通よりも一般の客向けである。朝ラーにはこんなパターンが好いのかも。ご飯の代わりにラーを味噌汁で食べている感触に近く、朝の空きっ腹にはとても優しい。他のメニューも出してくれるので、次回は別の一品を試してみたい。

次は別の日に、中区の富塚町にある「七星」。和歌山系の店。ここも日中は何回か入ったことがある。

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朝ラーのメニューは煮干しと塩との二択。以前からこの店で煮干しを始めたことを聞いていたが、日中のメニューには含まれていないことを残念に思っていたので、躊躇なく煮干しを注文。

和歌山流の豚骨醤油に煮干しを利かせたスープが、硬めの細麺と実に好くマッチングしている。浜松では他でなかなか食べられない味なので、とても美味しい! 平日で、少し遅めの八時半頃だったため、客は私一人だったが、早い時間には結構出入りがあると聞いている。

考えてみれば、これまでも宿泊してホテルの建物内に朝食できる場所が無いとき、近くの店に入ってモーニングを済ませることもときどきあったわけだ。朝ラーはそれの変則的なパターンだと思えば、抵抗なく入店できる。

金額だけから言えば、自宅で何か作って朝を済ませるほうが(私の場合はいつもパンと玉子スープ)安上がりだが、気分を変えたいときなど、たまには朝ラーにすると効果的な場合もある。そんな良さが市民の間に少しずつでも浸透して、来客が増えれば、店側にとっても採算が合い、苦労して朝早く出張る甲斐もあるだろう。

私から言うと、他の二店は遠方でもあり、おそらく体験する機会はないと思うので、今後ときどきは寄らせてもらうであろう上記の二店で、朝ラーを長く続けてほしい気持ちがある。先方から頼まれたわけではないのだが、PRの一環にもなればと、エントリーしてみた次第である。

2017年5月22日 (月)

プロフェッショナルとは?

プロフェッショナル≒専門職とは何か?

ソーシャルワーカー8年、その後はケアマネジャー16年。私自身の職歴を踏まえて、どのような人を指してプロフェッショナル(プロ)と言うのか、考えてみる。なるべく多くの職種や業種に共通するものを掲げてみたい。

・しかるべき期間の学習や訓練に裏打ちされた共通基盤を、同じ職種の人たちの間で共有しているのがプロ。

・自分の能力を可能な限り最大限に発揮しながら、クライエント=顧客・受益者にとって最善の仕事をするように努めるのがプロ。

・常に職業倫理を踏まえ、行動規範に則って仕事をするのがプロ。

・アサーション(自分自身も大切にしながら、クライエントも尊重すること)が自然にできるのがプロ。

・アカウンタビリティ=説明責任を果たすことができるのがプロ。

・他の職種や業種の人と、適切な距離を保った専門的な連携・協働ができるのがプロ。

・コンセンサス(合意)とコンフロンテーション(対置)とを組み合わせ、また使い分けられるのがプロ。

・表面を観察しただけで、ある程度奥深くまで洞察できるのがプロ。

・報酬に見合う、もしくはそれ以上の仕事をするのがプロ。

・利潤を求めながらも、公益を忘れないのがプロ。

・一般の人やアマチュアを見下さないのがプロ。

・少々コンディションが悪くても、乗り越えるのがプロ。

思い付くままに挙げてみた。読者のみなさんのうち、自分のいまの仕事がプロであると認識している方の中でも、上記十二ほどの項目の中で当てはまらない項目があまり多い方は、自分に不向きであると諦めて、他の仕事を選ぶべきかも知れない。

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